2019-11-27 第200回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
そのために、潟土と呼ばれている泥がたまって、掘削、掘っても掘ってもまたすぐもとに戻ってしまう、そういうハンディを持っています。ずっと平野で水の流れが悪いことや、河道を狭くしている潟土を私もこの目で見て、本当にこれは大変だなと思いました。 そういう中で、資料の7の緊急治水対策は、ハード、ソフト、そして遊水地など、総合的な対策をやっているということは全くそのとおりだなと思うんです。
そのために、潟土と呼ばれている泥がたまって、掘削、掘っても掘ってもまたすぐもとに戻ってしまう、そういうハンディを持っています。ずっと平野で水の流れが悪いことや、河道を狭くしている潟土を私もこの目で見て、本当にこれは大変だなと思いました。 そういう中で、資料の7の緊急治水対策は、ハード、ソフト、そして遊水地など、総合的な対策をやっているということは全くそのとおりだなと思うんです。
その場合に、何の対策も講じなければ今言われたようないろいろな大きな問題が出てくるわけでございますが、環境アセスの方で、そのケース一、ケース二の場合には、護床工により洗掘の被害を防止する、潟土の堆積を防止する、それらの対策を講じることにしてあるわけでございます。
つまり、この地域は海の方からいわゆる潟土がどんどんたまっていくわけであります。そして、ここに六百年という数字を書かれていますが、私のお聞きしているのは、歴代、だんだんと潟土が集まってきて、簡単に言えば海面の上まで、海面が下がったときには出てくると。
防災について、潮受け堤防締め切り後は、調整池をマイナス一メートルの水位で管理するので、海水の遡上がなくなり、潟土の堆積がなく、常時排水は大幅に改善されているんです、されているんです。
諫早市長がこう言ってくれと言っているんですが、常時開門により、潟土が堆積し、かつての洪水被害や排水不良が予想され、調整池水位をマイナス一メートルで管理できず、防災機能に大きな影響が生じ、地域住民の生活に重大な影響を及ぼすため、地元は非常に不安です。海水導入により広大な調整池が農業用水に使えず、代替水源も何一つ具体的に示されず、干拓地の膨大な農業用水を確保できる新たな水源はありません。
一度雨が降ると農地の多くは水につかり、潮が引いても、排水門には大量の潟土がたまり、排水できないのです。 さらに、諫早は、午前中に宮腰先生も質問のように、台風の通り道になっており、三方を山に囲まれているので、集中豪雨発生日数は東京の約二倍にもなるんです。昭和三十二年には、先生のおっしゃったような大災害が起こりました。昭和五十七年には、長崎大水害でも大変な被害を受けたのです。
潟土が毎年堆積をし、みお筋が埋まり、排水不良を起こす。重機が入らないので、毎年人力でみお筋を確保しなくてはいけない。体じゅう泥に埋まっての非人間的な重労働を毎年やってきた。長年諫早に住む人々の宿命でもありました。 潮受け堤防が完成してからは、重労働からも水害の危険からも解放されました。
河口部の排水樋門では、潮受け堤防の閉め切り以前には潮汐の影響により前面に潟土が堆積しやすく軟弱な泥土であるところから、重機による除去も困難な状況でございました。ですから、ずぶずぶという、変な言い方ですけれども、そうであるので重機が入っても沈んじゃうというようなことでしたから、人力によってみずみちを確保したということがございました。
その中で、地元では先人の知恵を生かした川との付き合い、あるいは環境を守る治水の在り方を検討してほしいという声が沸き起こっていますし、流域の千代田町という自治体からは、国に対しても川の流下能力を高めるために河川内の潟土除去の促進を図ること、こういった提案書が出されています。
今御指摘のありました潟土につきましても、潟土を除去した後また何年かたってまいりますとたまってまいります。それから、樹木等も生えてきますので、こういうものについては各年ごとに必要な対策を講じていこうということで、潟土の除去もその中に入っておりますが、そのほか御指摘のありました樋門等の重要な治水関係の施設についても安全性の確保に努めているところでございます。
先ほどのしゅんせつの話につきましても、要するに、調整池の水位をマイナス一メーターに維持することによりまして、潮汐の変化がなくなって、潟土が運ばれてくるということがなくなりました。
○太田政府参考人 ただいま委員から御指摘のありました中長期開門調査を行うことによる被害の問題でございますけれども、まず、調整池の汚濁水が出るという説明は、私ども説明はしておりませんで、要するに、これまで中から外に出るだけの排水が、水門をあけることによって外からも入ってき、それが調整池の中の潟土を巻き上げ、そしてまた出るときにそれを一緒に伴ってさらに汚濁水が広がっていくという状況をお話ししたものでありまして
いろいろな手だてをとって、こういう手だてをとれば潟土の流出はこうなるよ、水門のあけ方はこうすればこうなるよという幾つかの場合を想定して、その上で、したがってだめとか、したがってこのケースであれば何とかやれるとか、そういう判断をしなきゃだめでしょう。最初にもうやらないという結論があって、その結論を導くためにやったような今回のシミュレーションで、被害漁民の方なんか納得できると思いますか。
○金田(誠)委員 局長が言うように、今回のシミュレーションは、潟土が有明海に広がらないようにするための手だては講じられていない、そういう中でシミュレーションが行われているわけです。 そこで、大臣に質問したいと思うんですが、排水門のあけ方、閉じ方、あるいは潟土の流出防止などの対策を講じた場合、どういう対策を講じるかなどによって状況は変わってくると思うんですよ。
「有明海の漁業関係者の皆様へ」の補足説明一に掲載しております潟土が有明海に広がるシミュレーション、これでございますけれども、ノリ不作等第三者委員会の、「調査のためとはいえ、排水門を開けることによって、被害を生ずるようなことがあってはならない」、こういった見解を踏まえまして、中長期開門調査を実施することによります海域への影響を検討するために行ったものです。
排水門の常時開放によりまして潟土が有明海に広がる様子につきましては、海域それから調整池の濁りの拡散シミュレーションの結果を、御指摘の水中の浮遊物質、つまりSSの濃度で表したものであります。
この検討についてお聞きしたいと思うんですが、まずこの補足説明の四項に、排水門の常時開放により潟土が有明海に広がる様子が示されているわけです。それで、前提条件として排水門は常時開放だと。で、それ以外の方法を検討したのかということなんです。というのは、研究者や漁民、市民団体が提案しているように、徐々に海水を入れて排水をするならば、凝集効果ということで濁りや洗掘が抑えられるというふうにしているわけです。
そのことを、いろいろこの報告書も読み、またあるいは私どもの関係者から話を聴き、総合的に判断をしたところであるわけでありまして、この中・長期開門調査による濁りの拡散を検討した中でも、排水門を常時開門をした場合には、潮汐により排水門の周辺を中心に広い範囲の潟土を侵食する速い流れが毎日二回生ずるとか、あるいはまた、一日に排水門から排水される水量は、潮受け堤防完成後に発生した最大の洪水排水量の約二倍にも及ぶと
この場合、排水門を小さくあけて穏やかな流れで行った短期の開門調査とは異なりまして、非常に速い流れで海底の潟土がえぐられ、漁業等に影響を及ぼすことが懸念されますので、潟土がえぐられやすくなる流速、約一・六メーターと言われておりますので、毎秒一・六メートルを超える範囲、つまり、百五十万平方メートルの範囲の水中に大きなコンクリートブロックや石の塊を敷き詰めるという工事を行うために必要な費用を算定いたしまして
そういたしますと、この強い流れによりまして、まず排水門をあけた際に水を調整池の中に入れるわけですけれども、この強い勢いで流れ込む海水によりまして調整池の中の潟土がえぐられ、この潟土が調整池内に広がります。次に、干潮になりますと、この大量の潟土がまざった水が逆に調整池から諫早湾に向かって強い勢いで流れ出し、排水門の外側の潟土をえぐりながら湾内に広がっていく。
○中村敦夫君 諫早干拓地の地盤というのは、大体深さ二十メートルから三十メートル、相当深いところまで、潟土と言われているような状況なんですね。もう日本の中でも最悪の軟弱地盤なんですよ、あそこは。そういう状況があります。
○政府参考人(太田信介君) 干陸地の現地盤でございますけれども、潟土の堆積によりまして形成された干潟であります。通常は均質な性状を有するものでありますけれども、円弧滑りの発生した箇所、その形成過程において、事前調査では予測し得なかった点があるのではないかということも考えられますので、現在、滑り面を特定するためのボーリング調査をいたしております。
○政府参考人(太田信介君) 現在の工事自体は、正に潟土が堆積したかなり厚い潟土の層に対して、圧密といいまして、上に荷を掛けて、それによっていわゆる水分を絞り出しながら地盤を強化するという、そういう工事の一環として実施してまいってきたわけでございますけれども、私どもといたしましては、この盛土以外にも、内部堤防工事あるいは農地造成工事等も実施しております。
そしてまた、既存堤防の排水樋門の前面における潟土の堆積が解消され、みお筋の確保が容易となること、また、河川とか排水路などから調整池への排水が速やかに行われ、大雨のときでも洪水被害の軽減が図られるわけであります。
また、調整池の水の色が白っぽく濁って見えますのは、成分分析をいたしました結果、調整池の底の泥に近い組成となっておりまして、調整池の水深が浅いために諫早湾に元来もともとある潟土が巻き上げられることによるものというふうに理解しております。
○太田政府参考人 工事のセメントの使用により珪藻赤潮が発生したではないかという御指摘でございますけれども、調整池の水質の中に含まれます懸濁物質につきましては、九州農政局が分析した結果によりますと、その成分組成は、セメントに由来するものとは異なりまして、調整池の底泥の表面部や深部、つまり諫早湾に元来ある潟土と極めて似た化学組成あるいは鉱物組成であることが明らかとなっております。
また、慢性化している排水不良につきましても、潟土の堆積がなくなったため、以前は地域住民みずからが潟土につかりながら人力により行っておりました排水樋門前面やあるいはみお筋のしゅんせつ作業が不要となりました。潮汐の直接的な影響を受けずに常時の自然排水ができるようになるなど、防災効果が調整池周辺で着実に発揮されているわけでございまして、大変感謝をいたしております。
なお、調整池の水の色が白っぽく濁って見えるという御指摘がございますが、成分分析の結果、底の泥に近い組成となっておりまして、調整池の水深が浅いために諫早湾にもともとある潟土が巻き上げられていることによるものだという認識をいたしております。
○太田政府参考人 先生が先ほどるる御説明いただいたように、もともと潮流によって運ばれてきた潟土が既存の堤防の排水樋門の前面に恒常的に堆積して背後地からの排水不良に悩まされてきたというのが現地の状況でございます。このために、潟土の堆積に対しまして、地域住民みずからが潟土につかりながら、人力によって排水樋門の前面とか、みお筋のしゅんせつを行われて排水を確保されてこられたという認識をしております。
ヨシを刈り払って大型耕運機で潟土をすき返す工事をしていました。干拓事業所の説明では、これは雨にさらして塩分を抜くためだと言っていました。現在の塩分濃度は、場所によって五〇〇ppmから九〇〇ppmあるといいます。
私ども、成分分析を行いましたけれども、底の泥に近い組成ということでございまして、調整池の水深が浅いということもあり、諫早湾に元来ございます潟土が巻き上げられているというふうに理解をいたしております。
調整池は一般的に水深が非常に浅いという点でございまして、粘土を主成分とする潟土の巻き上げ等が一般的に見られるという点でございまして、水が白っぽく濁って見えるという状況でございますけれども、これはそのように、水質というよりも、諫早湾特有の潟土の巻き上げによるものというふうに認識をいたしております。
これを潟土の堆積と申しておりますけれども、これが河口部の通水を阻害するということがあったというふうに聞いております。 これを解消するためにこの干拓事業では潮受け堤防を設けまして、調整池の水位を海抜、標高マイナス一メーターに常時管理をするという管理を行っております。この結果、いわゆる潮の満ち干、潮汐の直接的な影響を受けることがなくなりました。